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執筆者の写真シエル(ciel)

【記憶の上書き】

おはようございます。

シエル(Ciel)の井上です。


会社帰りに外に出たら

日が沈んで真っ暗になる前の

いわゆる「黄昏時」


雨が降りそうで降らない

不思議な匂い。


何かと何かの境目のような

不思議な空気でした。


温度とか湿度とか

匂いとか風とか


脳みそと心の奥の方から

ふわふわふわ〜っと

蘇ってきたのが


高校生の頃

大好きな男の子と向かった花火大会への道でした。


17歳。


昼と夜の境目


晴れと雨の境目


大人と子供の境目


友達と彼氏の境目


そんな感じでしょうか(笑)




あの頃から既に30回も夏を通り越しているはずなのに


思い出すのが、30回も前の夏だなんて不思議な話です。




8月終わりの夕方


ヒグラシの鳴き声がして


遠くの方に秋を感じる風がフワッと吹いた時


決まって思い出すのは


小学生の夏休み。


遊び疲れたような


まだまだ遊び足りないような


残り少ない夏休みを惜しむ、あの感じ。



小学生の頃からだと、その後


もう40回近くも夏はやって来ているはずなのに


不思議と思い出すのは、あの頃の夏休み。




夏休みの終盤や


初めてのデートを思い出すのが


脳みそなのか


心の奥の方なのか


はたまた


肌や鼻の奥の方なのか


わかりませんが、人間の記憶って不思議ですね〜。



記憶ってのは、上書きはされてかないものなのでしょうか。



私が90歳になった頃


40年近く昔の今日の空気を


何かのきっかけで思い出したりするのでしょうか。



そう思うと、一瞬一瞬


いろいろと研ぎ澄ませながら


喜怒哀楽の

「喜」と「楽」な気持ちで

毎日生きていたいものです。




こんな感じのことを言っていると

中1の娘に


「なに?ポエマー的な感じ?」


と、鼻で笑われる、的な感じです。










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